老人ホームの選び方

老人ホーム・介護施設の選択は入所者のその後の生活環境を決定付ける重要なポイントとなります。短期入所の場合はともかく、場合によってはその施設が人生の最後を迎える場所になる可能性もあります。我が家に勝るものはないとはいえ、快適で楽しく生活を送れるような環境が求められるのです。
そのためにはまず情報収集が重要になります。多彩な選択肢と情報を得ることができるほど理想の施設を見つけやすくなるのは言うまでもありません。インターネットを活用すればかなり多くの情報を入手することができますし、情報誌や市町村の役所で入手する方法もあります。

それから見学と体験入所。やはり実際に訪れてどのような場所なのかを確認しておきたいところ。見学の際には施設内のさまざまな面をチェックしておく必要があります。生活環境、食事、レクリエーション活動といった基本的な部分はもちろん、安定した経営状況にあるかなど安心して任せられる環境にあるかどうかを総合的に判断することが求められます。
施設そのものだけでなく、周辺環境も重要なポイントとなってきます。いくら施設が快適な環境にあったとしても家族や友人から遠く離れた場所には住みたくないもの。また利便性に優れた場所を望むか、自然豊かで落ち着いた環境を望むかでも施設の選び方が異なってきます。

こういったポイントは時として入所者とその家族の間で意見がずれる場合もあります。入所者にとっては理想的だと思える環境でも家族にとっては費用の負担が大きすぎる、あるいは家族にとっては理想的でも入所者の好みに合わないというケースも少なくありません。その辺はしっかりと話し合い、双方が納得したうえで判断することが求められます。家族が善意を押し付ける形で一方的に決めてしまうようなことは避けたいものです。